研究課題
基盤研究(B)
偏光を制御した発光・受光素子は、3Dテレビ、植物工場、セキュリティタグ、光情報通信、センサーなど、様々な分野への応用が可能であることから、新技術として期待されている。一方で、同一半導体材料で直線偏光や円偏光を制御でき、かつ外部光学素子が不要な(集積化が可能な)”高効率な”偏光デバイスは実現されておらず、上記の社会実装もなされていない現状にある。本研究では、GaN系半導体に着目し、従来構造では原理上実現が困難であった面発光の偏光制御を、歪・光波エンジニアリングに立脚した『電子状態制御』と『光波状態制御』の複合的アプローチを駆使することで打開し、新機能偏光デバイスを実現することを目指す。