研究課題
基盤研究(B)
溶けにくくて扱いにくいにもかかわらず、難溶性高分子は一般的な高分子には無い魅力的な特徴を持つため、学術的および産業的に淘汰されることなく需要は今も伸び続けており、大量に製造・利用されています。しかし従来、溶解だけでなく分散・再生・変換には特殊な試薬を大量に用いたり長時間の高温加熱プロセスを必要とするなど、資源・エネルギー・コストの面での深刻な問題がありました。本研究では、難溶性高分子の低温超速溶解あるいは分散を促進し、修飾反応の超活性化までを行える魔法のような触媒システム「Magic Baseの科学」を開拓し、超省資源省エネルギー型の次世代難溶性高分子利用法の基礎研究を行います。