研究課題
基盤研究(B)
水中で形成される二次元分子ギアケージ構造体の実現と、その構造体の多様化を実施する。C3対称を有する二つの回転部位を直線上に繋げたシンプルな分子設計をベースに、二次元 porous 構造の自在設計を試みる。さらに、水中で予想した構造体が形成できる適切な水溶性官能基を分子に系統的に導入し、見出す。開発した二次元分子ギアケージ構造体に、様々な発光性分子を内包させ、水中でその発光性を示すことを種々の分光学計測によって明らかにする。さらに、分子ギアケージの porous 構造に Ibuprofen や Diazepam など炎症部位に効く製薬分子を導入し、その吸着・脱着特性を調べることで、DDSへの応用を実施する。