研究課題
基盤研究(B)
自然界の生物はおよそ20種という限られた種類のアミノ酸を自在に組み合わせることで、多様な機能を持つタンパク質を作り出している。仮に利用可能なアミノ酸種を30種、40種と大幅に拡張できれば、自然界では実現しえなかった未知の機能性タンパク質が必ず得られるはずである。しかしながら現在の技術では、複数の人工アミノ酸をタンパク質に組み込むために必要となる人工的な翻訳システムが圧倒的に不足している。本研究では代表者が開発した進化システムを用いて、天然の翻訳系を人為的に並列進化させることで、複数の人工アミノ酸の同時利用を可能とする人工翻訳システムの構築に挑む。