研究課題
基盤研究(B)
本研究は、創薬における「ケミカルスペース」を拡張するための新しい分子骨格の開発を目指しており、ヘテロビシクロ[n.1.1]骨格を提案する。この分子は、新しい物性を持つブルーオーシャンとしての可能性を秘めている。本研究では、まず、アザビシクロ[n.1.1]の合成を、[2.1.1]骨格から[1.1.1]骨格への環縮小によって挑戦する。合成したアザビシクロ[n.1.1]化合物の物性評価や創薬パラメータを測定する。この研究が成功すれば、世界的に高い学術的価値が期待され、次の段階として産学官連携による創薬研究に進むことが可能となる。