研究課題
基盤研究(B)
我々はこれまでに、BST1 (Bone marrow stromal cell antigen 1)の酵素活性として塩基交換活性を見出した。また、BST1は小腸に高発現すること、BST1の基質であるNR (Nicotinamide riboside)は胆汁中に豊富なことから、BST1が腸内環境の恒常性の維持に関わること、その破綻が炎症性腸疾患の発症に関わることなどが予想される。そこで本研究では、BST1の酵素学的な性質の詳細を明らかにするとともに、炎症性腸疾患における役割を検討する。