研究課題
基盤研究(B)
申請者は、研究室間の結果のばらつきが小さく、プラスチック製品の初期値が安定している水素安定同位体比(δD)が、プラスチック劣化の新規指標となりうると発想した。申請者は、室内試験と野外試験間の誤差要因である、活性酸素種を放出する共存物質や光触媒性を有する吸着物質などのプラスチック劣化促進ファクターを考慮し、δDを用いた指標を開発する。新規指標を用いて、日本、ベトナム、バングラデシュ、スイスの4カ国のMPsの動態を解明する。本研究は、新規指標がMPs分析の国際標準法となることを目指し、その基礎データを蓄積する。