比較惑星学の進展：水星近傍宇宙環境数値モデルの開発

• 研究課題/領域番号: 25K00224
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分17010:宇宙惑星科学関連
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: GIRGIS KIROLOSSE 九州大学, 国際宇宙惑星環境研究センター, 助教 (50903613)
• 研究分担者: 村上 豪 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (50734026) ; 吉川 顕正 九州大学, 国際宇宙惑星環境研究センター, 教授 (70284479)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2029年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2028年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 水星の磁気圏における捕捉された粒子 / 水星の環電流の生成の可能性 / 水星表面探査ミッション / 水星の放射線の危険性

研究開始時の研究の概要

地球の固有磁場は、太陽や宇宙線からの高エネルギー粒子から生命を守る重要な要素である。地球の磁場強度は過去2世紀で約10％低下しており、この傾向が続いた場合、水星と同程度（地球磁場の約1％）まで減衰する可能性がある。このような状況下で、地球の大気や地表環境がどのように進化するのかは重要な研究課題である。本研究では、地球の放射線帯を対象とした高度な数値モデルを、水星の宇宙環境のモデル化に適用するという独自のアプローチを提案する。具体的には、水星の固有磁場における準捕捉粒子のダイナミクス、環電流の形成の可能性、高エネルギー粒子の表面降り込みの過程をシミュレーションすることを目指す。