研究課題
基盤研究(C)
アミロイド線維の構造や形成機構の解明は、パーキンソン病などのアミロイド関連疾患の治療や予防に重要である。近年、クライオ電子顕微鏡によりアミロイド構造解析が進んだが、疾患との関連に重要な線維多型形成の過程はまだ未解明である。本研究では、蛍光プローブを用いたアミロイド線維多型の経時的検出手法を開発し、撹拌によるアミロイド線維形成反応をおこないながらNMR測定をおこなうことで中間状態を原子分解能で解析する。これにより、アミロイド線維構造多型の形成機構を解明し、病気の治療や予防に役立てる。