研究課題
基盤研究(C)
植物は自身の光合成活性を情報として利用する光合成情報伝達により成長を最適化しているが、その詳細なメカニズムについては不明な点が多い。モデル植物ゼニゴケを用いた解析により、光合成依存的にリン酸化されるB4型Raf-like kinaseであるPRAFが同定され、植物の成長に重要であることが示された。さらに、PRAFは植物ホルモンであるオーキシンに応答してリン酸化され、成長に関与することが示されたが、PRAFが光合成とオーキシン情報を統合し、植物の成長を可能にする分子機構は不明である。本研究ではPRAFが光合成とオーキシンの情報を統御し、植物の成長を可能にする機構を明らかにするために研究を行う。