研究課題
基盤研究(C)
低分子薬物と比較してドラッグデリバリーシステム製剤を対象とした薬物動態学的数理モデル解析は発展途上である。申請者は過去に高分子ミセルを対象とした PK モデルを、単離腫瘍灌流による ex vivo-in vivo extrapolation (EVIVE) を用いて構築した。この EVIVE-PK モデルの PK 予測性はパッシブ型かつ即放性の高分子ミセルに対して良好だった一方で、アクティブ型かつ徐放性の高分子ミセルに対しては予測不良だった。本課題はこの予測不良を改善することを目的に、生体模倣システムやプロテオミクス情報を活用したPK数理モデル解析の予測精度向上を目指す。