研究課題
基盤研究(C)
低ホスファターゼ症(HPP;Hypophosphatasia)は組織非特異的アルカリホスファターゼ(TNSALP;tissue non-specific alkaline phosphatase)をコードする遺伝子に変異が起こり、TNSALPの活性が低下することによって多様な症状を引き起こす遺伝性骨系統疾患である。酵素補充療法が導入されたことにより、全身的な症状はかなり改善することができるようになったものの、歯に対する治療効果は未だ不十分である。本研究では、ALP活性を促進するという報告のあるメトフォルミンの投与が、HPP関連歯科疾患の新規治療薬となる可能性について検討を行う。