「ポスト冷戦期」以降の日本における戦争表現に関する協働的研究

• 研究課題/領域番号: 25K00451
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02050:文学一般関連
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 五味渕 典嗣 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10433707)
• 研究分担者: 呉 世宗 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (90588237) ; 樫本 由貴 長崎大学, 教育学部, 助教 (11000159) ; 川口 隆行 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30512579) ; 高 榮蘭 日本大学, 文理学部, 教授 (30579107) ; 副田 賢二 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 教授 (40545795) ; 中村 隆之 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (20510085) ; 中谷 いずみ 二松學舍大學, 文学部, 教授 (10366544) ; 野上 元 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50350187) ; 柳原 伸洋 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (00631847) ; 横濱 雄二 大妻女子大学, 文学部, 教授 (40582705) ; 渡邊 英理 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50633567)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2026年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2025年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
• キーワード: 戦争表現 / 記憶 / ポスト冷戦 / 暴力 / アーカイブ

研究開始時の研究の概要

本研究は、冷戦崩壊後、日本における「平和と戦争」を語る枠組みの再審が求められる中で、文学をはじめとする表現が「戦争と暴力」をいかに問題化してきたか、多角的・横断的な視座から検討することを目指すものである。具体的には、各ジャンルの作品分析と関連言説の検討に加え、戦争を主題に創作活動を行ってきた表現者に対するインタビュー調査を実施することで、現代日本の「戦争の語り」のパラダイムと課題を明らかにする。これらの活動から得られた知見は、人文学研究の専門性を踏まえた社会に対する問題提起を可能にするだけでなく、戦争と暴力に対峙する表現の潜勢力を問う国際的な研究ネットワークの構築の基盤となるはずである。