研究課題
基盤研究(B)
本研究は,第二言語習得研究における「意識的で遅い明示的知識」と「無意識的で速い暗示的知識」という二分法の問題点を実証的に検証する。心理学での二重プロセス理論への批判を援用し,言語知識における意識性と処理速度の解離現象を実験的に明らかにする。これにより,言語知識の本質究明と教育的示唆の導出という二つの目的に応じた研究パラダイムを提案し,第二言語習得研究の発展に貢献する。