議会事務局サイドの視点・史料による近現代日本の議会政治史の再構築

• 研究課題/領域番号: 25K00491
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03010:史学一般関連
• 研究機関: 法政大学
• 研究代表者: 内藤 一成 法政大学, 文学部, 教授 (20624969)
• 研究分担者: 小林 和幸 青山学院大学, 文学部, 教授 (00211904) ; 原口 大輔 九州大学, 附属図書館, 准教授 (00756497) ; 森山 優 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (60295566) ; 今津 敏晃 亜細亜大学, 法学部, 准教授 (60449973) ; 小宮 京 青山学院大学, 文学部, 教授 (80451764) ; 奈良岡 聰智 京都大学, 法学研究科, 教授 (90378505)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2029年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2028年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2027年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2025年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
• キーワード: 議会政治 / 貴族院 / 議会事務局 / 河井弥八 / 一次史料

研究開始時の研究の概要

本研究は、近現代日本の議会政治史について、これまで見過ごされてきた議会事務局サイドの視点・史料から再構築しようとするものである。議会事務局が所蔵する資料の本格的な活用により、法律案の提出・修正のプロセス、予算案の細目の審議過程、記録作成の経緯、議会官僚が果たした役割などが明らかにできる。さらに貴族院書記官長をつとめるなど議会事務局の事情を知悉する存在として河井弥八に注目し、同人の議会官僚時代の日記を全文翻刻・出版する。公文書・私文書の有効な組み合わせによって描かれる深厚な議会政治史像は、日本の立憲政治を多面的・立体的にとらえることを可能にしてくれる。