ミャンマー史における1947年神話の形成と解体についての研究

• 研究課題/領域番号: 25K00507
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 池田 一人 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (40708202)
• 研究分担者: 中西 嘉宏 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80452366) ; 長田 紀之 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (70717925) ; 久保 忠行 立教大学, 観光学部, 教授 (10723827) ; 菊池 泰平 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 研究員 (21014391)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円); 2028年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2027年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円); 2026年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2025年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
• キーワード: ミャンマー / ビルマ / 1947年政治 / 神話 / 歴史観

研究開始時の研究の概要

ミャンマーにおける1947年神話とは、独立の英雄アウンサンとビルマ・ナショナリスト組織タキン党の功績を無謬とする国民的な物語で、独立以来ミャンマー国史の中核部分を構成する。2021年クーデター以後、この神話体制に破綻の兆しがみられる。本研究ではこのその形成過程、排除してきたものを明らかにして、新しい1947年像、新しいミャンマー現代史を提示することを課題とし、現ミャンマーの変動する政治状況に一貫した歴史的視野を与えることを目指す。本研究は、ミャンマー史研究に実績のある歴史学、政治学、人類学の研究者6人による総合的ミャンマー史研究プロジェクトである。