江戸城石垣の石材調達と海送に関する融合研究ー海底から探る城普請ー

• 研究課題/領域番号: 25K00524
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03050:考古学関連
• 研究機関: 佐賀大学
• 研究代表者: 宮武 正登 佐賀大学, 地域学歴史文化研究センター, 教授 (90745324)
• 研究分担者: 松田 睦彦 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (40554415) ; 木村 淳 東海大学, 人文学部, 准教授 (80758003) ; 高田 祐一 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 主任研究員 (50708576)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2028年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2027年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2026年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円); 2025年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
• キーワード: 城郭 / 石垣 / 水中考古学 / 石丁場 / 江戸城

研究開始時の研究の概要

本研究は、伊豆・相模地方から産出された江戸城用石材の海運実態を追究することで、「築城」という巨大プロジェクトにおける石垣普請のプロセスの解明を目的としている。
静岡県東伊豆町ほかの沖合海底に残された、江戸への搬送途中に海没した石垣用石材の分布状況の調査・分析を通じて、海送の具体的方法を考察し築城用材の調達工程を究明する。そのために海底潜水調査を実施し、マルチビーム測深機など先端機器を駆使して遺跡の細密かつ立体的把握を試みる。
また、積出港一帯の歴史的環境の調査や古文書類の拾遺と分析を行うなど、海陸に跨る城普請の連携作業の実像把握を目指して、文献史学・水中考古学・民俗学などによる融合研究を進める。