最終財の移り変わりに注目した多次元経済成長分析：現代・未来・過去のデータへの応用

• 研究課題/領域番号: 25K00620
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分07010:理論経済学関連; 小区分07020:経済学説および経済思想関連; 合同審査対象区分:小区分07010:理論経済学関連、小区分07020:経済学説および経済思想関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 堀井 亮 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90324855)
• 研究分担者: 鈴木 慶春 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (30748520)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2029年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2028年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2027年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2026年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
• キーワード: 経済成長

研究開始時の研究の概要

従来の成長理論では、経済成長率とは同質的最終財の生産量というスカラー変数（単一の変数）の変化率であると考えられてきた。一方、経済成長データベースの背景にあるSNA統計では、多様な最終財の数量の変化を用い、適宜更新される基準年の価格でウエイト付けをして経済成長率を計算している。つまり、経済成長率は、多様な製品の数量と価格のベクトル変数（多次元の変数）の関数として定義されている。また、長期においては、このベクトルに含まれる製品の数や範囲も変化していく。本研究では、経済成長データの背景にある多次元の財・価格ベクトルの動きを明示的に考えることで、より広い情報を活用する。