研究課題
基盤研究(B)
SDGsの貧困や飢餓の解消には農業生産性の向上が不可欠であり、公的な農業普及員への期待が高まっている。しかし、サブサハラ・アフリカなどでは普及活動の効果が限定的で、その要因としてモニタリングの欠如や普及員のモチベーション不足が指摘されているが、実証的証拠は乏しい。本研究では、ガーナの稲作を対象に、普及員に社会的意義を伝える研修と、農家の満足度を共有するフィードバックシステムを導入し、ランダム化比較試験(RCT)によって普及活動や農家の技術採用への影響を検証する。その成果は他分野の地方公務員にも応用可能である。