研究課題
基盤研究(B)
本研究は、大規模な自然災害あるいは紛争など集計的ショックへの暴露が、人々の利他性や互恵性などの向社会的選好に与える影響について明らかにすることを目的とする。より具体的には、[課題A]世界各国の個票データ(二次データ)および独自の家計調査データ(一次データ)の両方を用いた、集計的ショックへの暴露が向社会的選好と心理的特性に与える影響に関する研究、[課題B]開発途上国の稲作農村を事例に、家計調査データ(一次データ)を用いた、天候異常への暴露が農民の気候変動に対する認知や向社会的選好、あるいは作物生産に関する農民グループの活動への関与に与える影響についての研究の二つ課題に取り組む。