近代アジア傭船市場と不定期船ロジスティクス

• 研究課題/領域番号: 25K00655
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分07070:経済史関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 木越 義則 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (00708919)
• 研究分担者: 谷ヶ城 秀吉 専修大学, 経済学部, 教授 (30508388) ; 大島 久幸 高千穂大学, 経営学部, 教授 (40327995) ; 小林 篤史 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (40750435) ; 城山 智子 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (60281763) ; 平井 健介 甲南大学, 経済学部, 教授 (60439221)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2029年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2028年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2027年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2025年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
• キーワード: 海運 / 不定期船 / 傭船市場 / ロジスティックス / アジア

研究開始時の研究の概要

本研究は近代アジアの相対的に高い貿易成長が不定期船の効率的なロジスティクスによって実現されたことを明らかにする。具体的には、一次産品輸送の国際傭船市場が、神戸、上海、香港、そしてシンガポールで形成されたことを実証する。不定期船の担い手は、アジアに基盤を置く多様な背景を持つ海運会社であったことも示す。アジア間貿易の構造とは、欧米から相対的に自立した貨物輸送のロジスティクスであることを示す。以上の事実を統計と経営史料の双方から示すことによって、不定期船の織り成す一次産品交易の発達史を提示することを目指す。