研究課題
基盤研究(B)
細胞をはじめとしたソフトマター複雑系の機能性を理解するためには、メソスケールの局所時空間構造と巨視的物性との相関を解明することが重要である。本研究ではソフトマター複雑系として、自走する粒子(クインケ粒子およびヤヌス粒子)により非平衡状態に駆動された非平衡ソフトマターを対象とする。種々の顕微鏡法を用いて計測される局所動的構造や局所力学物性とレオメータで観測される巨視的力学物性との関係を直接比較し、これらの関係を明らかにすることを目指す。外場駆動された人工粒子系を用いることで、広いパラメータ範囲で非平衡状態を実現でき、本研究により、駆動された非平衡系の物理を理解するための基礎情報が得られる。