研究課題
基盤研究(B)
本研究では、得られた大気圧プラズマの発光スペクトルに対し、連続スペクトルおよび輝線スペクトルの両方を用いて、最確・最尤のEEDFを導出ための数理的方法論を解明する。さらに、プラズマ生成の幾何学的条件が異なる発光特性をもたらすことが既に現時点で確認されており、希ガス封じ切り空間での大気圧非平衡プラズマのみならず、開放大気中にプラズマジェットを噴出する条件に対しても、従来からの「制動放射理論」モデル化のみならず、再結合連続スペクトルが混入している可能性も念頭に置き、発光を記述するモデルの改善も行うこととする。