研究課題
基盤研究(B)
一キロメートル四方に配置された1500個の検出器をナノ秒の時刻精度で同期制御するため、多チャンネル、高トリガーレートに対応可能な分散型のデータ計測システムを開発する。このため、複数の独立した空気シャワー検出器アレイの観測データをオフラインで処理し、その後WHITE-RABBIT技術のタイムスタンプを使い同期をとる。この手法により、十分な角度分解能で空気シャワーを測定できるかを検証する。また、アナログメモリーセルであるSPI社のDRS-4チップを使用し、電荷測定とタイミング測定を一つにまとめた光電子増倍管用の高速でシンプルな信号処理回路を開発し、性能評価試験を実施する。