研究課題
基盤研究(B)
近年、大質量星やコンパクト天体の連星系に関する観測的情報が飛躍的に増している。例えば、O型星の70%以上は伴星の影響を強く受ける近接連星系であることの発見や、連星パルサーの発見数の急速な増大、Gaia衛星によるコンパクト天体連星系の発見、さらに重力波を用いた新たな連星パラメータ領域の走査などである。独立な大問題として、大質量星の死である超新星爆発やガンマ線バーストの爆発機構はいまだ未解明で「宇宙物理学の重大問題」として長く議論が続いている。本研究計画では、近年の連星の知見を活かし、超新星爆発およびガンマ線バーストの爆発機構に迫る。