研究課題
基盤研究(B)
銀河中心に存在する100万太陽質量を超える超巨大ブラックホールの質量獲得過程は観測的に未だ未解明である。我々は、GHz帯電波観測とすばるHSCの可視光観測を組み合わせ、従来見過ごされてきた可視光暗黒な活動銀河核候補を発見してきた。その中でも、HSCで全く検出されない「可視光暗黒」電波源は、z > 1.5の低質量銀河、ダストに埋もれた活動銀河核、あるいはz>8の最遠方ブラックホールという未探査のブラックホール種族の可能性が高い。本研究では、申請者がPIとして取得済のMOIRCS近赤外線分光とALMAサブミリ波観測をもとに可視光暗黒電波源の起源を同定し、超巨大BH形成とその成長を明らかにする。