研究課題
基盤研究(B)
惑星の周回で生じる星の動きを観測する視線速度法は、最近の技術進展により高精度な測定が可能になった。しかし、星の表面活動による波長変動が精度を超えており、小さな惑星、特に「第二の地球」の発見を目指すうえで克服すべき課題となっている。この問題を解決するため、超高波長分解能での分光観測が必要であり、イメージスライサー技術を使ってそれを高効率で実現することを目指す。本研究により、系外惑星探索や星間物質の同位体比測定など、天文学や惑星科学の分野での新たな展開が期待される。