研究課題
基盤研究(B)
本研究では、海面高度を面的に観測する初の衛星SWOTにより高解像度海洋予測がどこまで実現するかを評価する。そのため、SWOT観測データの感度実験を実施し、SWOTデータの海流・海洋渦などの再現性に対するインパクトについて解析を行う。また、その結果を踏まえ、SWOTデータをより効果的に活用できるように、同化システムの改良を行う。さらに、SWOTデータの同化により実現する高解像度海洋予測の結果を活用し、海流・海洋渦、それらに伴う海洋内部の熱量変動が、大気海洋間フラックスや台風などの極端気象の再現、予測に与える影響について追求する。以上を通して、「国連海洋科学の10年」に貢献する。