研究課題
基盤研究(B)
地球史における全地球規模の造山運動により、過去に最低4つの超大陸が形成されたと考えられている。これら超大陸はその後分裂したが、次の超大陸の形成までにどのような地質現象が起こったのか、未だ不明な点が多い。そこで本研究では、南部アフリカ、インド、南極周辺に分布する約25億、20億、10億、および6億年前の造山帯に着目し、地質調査および詳細な岩石学的・年代学的研究をもとに、超大陸の形成-分裂-再集合のプロセスを解析する。本研究により、地球形成初期から現在に至るまでに、大陸地殻はどのように成長したのか、また当時のプレート運動は現在のものとどのように異なるのかを議論する。