研究課題
基盤研究(B)
マントル遷移層の低温下における粘性率は、地球内部の熱的・化学的進化を理解する上で非常に重要である。しかし、この物性は不明である。本研究の目的は、遷移層の低温下における粘性率を主要構成鉱物(圧力)・温度・歪速度・含水量の関数として決定することである。そのために遷移層の主要構成鉱物について、超高圧変形装置と放射光を用いて、粘性率測定実験を行う。遷移層の低温下における粘性率は、実験データをマントル対流の時間・空間スケールへ外挿して決定する。