研究課題
基盤研究(B)
本課題では異方剛性構造体(スクイザ)の振動のみを用いた切削作用による穴あけという,これまでにない発想に基づく穴あけ技術の実用化を目的としている.この目的の達成に向け,①伸縮/ねじれ複合振動による加工原理の確立と,それを高能率に実現するための最適振動軌跡の導出,②所望の振動軌跡を生成するためのスクイザとそれに適した工具形状の設計・製作,さらに,これらを用いた実加工実験による加工原理の検証と実用性の評価,③スクイザ・工具の設計最適化と加工システムの高度化による提案技術の適用可能範囲拡大,の3つの項目について研究を進める.