研究課題
基盤研究(B)
一般的には加工現場において得意としている加工方法があり,加工業者を選定した時点で加工方法が決まっていることが多い.しかし,加工現場の経験と勘に頼った加工工程が本当に妥当で持続可能かどうかの判断がなされずに行われていることが我が国の製造業の生産性を低下させていないかという疑問をもった.そこで,客観的な判断基準からより適した加工方法を提案して,生産性を向上したいという想いをもった.本研究では,加工する形状,素材および必要な量とそれらを生産するための加工方法の関係を理論的に明らかにし,最適な加工方法を提示するだけでなく段取り工程を自動化するシステムを提案し,新しいものづくりの仕組みを構築する.