研究課題
基盤研究(B)
提案手法では,送り動作に工具の初期偏心を相殺するための揺動変位と切れ刃回転半径に所望のばらつきを与える揺動変位を重畳し,同時に主軸回転数を系の特性に合わせて最適化することで,アクティブにびびり安定性を改善すると同時に,仕上げ粗さの劣化を抑制する.研究期間中には,切れ刃に偏摩耗が生じないように,接触切れ刃を循環するように制御すると同時に,工作機械の送り制御を利用して等ピッチと不等ピッチのモードを自由に切り替えることのできる高機能加工法を開発する.加工プロセスの安定性に応じてモードを切り替える加工戦略を設計することで,従来技術では困難な高能率切削を実現できることを実証する.