研究課題
基盤研究(B)
重錘形圧力天びんの有効断面積を、従来は水銀マノメータで校正してきたが、将来はピストン-シリンダの3D半径計測データで校正する。計測がその基盤技術である。そこからさらに世界先端的な1 ppm 精度に発展させるためには、ピストン-シリンダそのものの作製精度および熱膨張が課題である。本研究の目的は、ゼロ熱膨張かつ超精密なピストン-シリンダを作製すること、また、それをコア部品とする世界最高精度の重錘形圧力天びんを開発することである。本研究では、光学素子の超精密加工技術を応用する。本研究成果は、圧力計測だけでなく、温度や分極率などの計測にも応用可能であり、広範な科学技術分野の発展に寄与する。