研究課題
基盤研究(B)
一般的な光走査型光学機器では,ミラー等を回転・移動させて光を反射・屈折・走査するが,走査速度および計測範囲の限界はこの機械的性能によって決定される.一方で,光路中に音波が伝搬すると,圧力変動に伴い媒質の屈折率変化が生じ,これにより光はわずかに屈折・回折する.本研究では,超音波によって光路中の微小空間の屈折率を高速・大振幅・任意分布に変化させることにより,光を空間的・時間的に高速制御する技術,およびそれを用いた様々な高機能光音響デバイスについて検討する.