研究課題
基盤研究(B)
海洋での植物プランクトン時空間分布の把握は水産資源管理および地球全体の炭素循環の解明において重要である.しかし,従来のエコーサウンダでは,エコー強度が極めて小さい植物プランクトンは検出が困難である.そこで連続波を送波することで高い検出感度を実現する新たなエコーサウンダを開発する.本研究の目的は,提案手法による植物プランクトン計測の実現性を検証することである.まず,受波器からの信号を連続的に取得し逐次の相互相関処理によりエコーを検出する計算機システムを構築する.水槽を用いる模擬目標を用いた評価実験ののちに,実際の植物プランクトンの検出可能性を評価し,研究目的を達成する.