研究課題
基盤研究(B)
本研究では,「砂の形状」を制御対象として扱うことを試みる.この複雑ながら再現性の高い現象に対し,本研究ではロボットアームによる砂への働きかけを制御入力,砂面の形状を出力と考え,着目した入出力間の実際のデータに即して因果関係を表す低次元モデル(即事モデル)を構築する.その際,データの取得において自動化実験による反復を活用すること,また効率的なモデル情報の取得のために確率的な観点を導入することを特徴とする.こうして得られたモデルに基づき,所与の目標状態(形状)に砂面状態を到達させる制御入力の設計,すなわち砂のマニピュレーションを行なう.