研究課題
基盤研究(B)
理想的な立体映像表示を可能にする空間光変調器において、現行方式では駆動させるためには各画素に電流を流さなければならず、高精細化・大画面化・広視域化しようとすると莫大な電力を消費する。また、空間光変調器の磁気Kerr効果が十分でないことから輝度が低いことも問題である。こうした中で研究代表者は、「電界磁気転写Kerr増幅」を新規に提案した。今回、これに適した特性を有する強磁性・強誘電薄膜および光磁気薄膜を作製・積層することで、磁気Kerr効果の電界制御とその増幅が可能な新しい素子の開発を着想したので、本研究ではその試作と機能実証を行う。