研究課題
基盤研究(B)
本研究では,RC構造物を対象に,繰り返される被災と補修による構造物の耐震性能の変化を検証し,その変化が社会へのサービス水準に与える影響を定量化することを目的とする。具体的には(A)複数回の損傷と補修を繰り返した部材を有するRC構造物の地震応答性状の評価と(B)補修後のRC構造物の耐震性能と社会へのサービス水準の定量的関連付けを核とした実験的・数値解析的検討を実施し、補修後のインフラ施設が再度被災した際の社会的影響を定量的に評価し,社会インフラの耐震補修戦略に対する新たな知見を提供することを目指す.