研究課題
基盤研究(B)
本研究では、有機性廃水中の窒素成分を従来のような生物学的作用により最終的に窒素ガスとして除去するのでなく、生物電気化学技術を応用して有機物分解による発電に伴い系内に形成される場を利用することによりアンモニアとして分離回収可能な有機物・窒素除去システムを開発する。カソードとなる廉価な原料から調製したFe-N-C触媒を用いたガス拡散型電極と発電微生物が保持されたアノードをセパレータ等と組み合わせた電極モジュールによる発電とアンモニア回収を実証するとともに適した構成や構造等および影響因子を実験的に検討する。