研究課題
基盤研究(B)
災害復興研究において「どのように土地利用管理でリスク低減させ、持続可能な地域づくりを実現できるか」という学術的な問いが存在する。本研究課題は土地被災を経験した日本、ニュージーランド、米国の被災地で展開された土地利用管理と萌芽的な土地利用ガバナンスをリスク低減、レジリエンス向上、長期的復興、法制度体系の側面から分析し、減災と復興に対する効果と課題を明らかにする。これらの評価結果をエビデンスとして、多様な主体で人間活動と災害リスクエリアとの関係を再編する変革的適応を伴う土地利用ガバナンス試論を設計し、多数の専門家の意見を収束させていくデルファイ法で試論の妥当性を高める。