研究課題
基盤研究(B)
微粒子吸込み等によるエロージョン・デポジションはジェットエンジンの材料劣化,空力損失増加,冷却効率低下を引き起こすため,その抑制はジェットエンジンの耐久性・信頼性向上に極めて重要である.しかし,粒子が多段翼列を通過する中で生じる粒子破砕を伴うエロージョン・デポジション現象の予測は困難である.本研究では,マルチフィジックス数値解析手法および実機環境並の高温高速での試験・計測手法を活用し,粒子破砕のモデル化を行う.更に,構築したモデルを用いて,エンジン内の粒子サイズ分布とエロージョン・デポジションの関係を明らかにする.