研究課題
基盤研究(B)
浮体式洋上風力発電施設に搭載される風車は、定格出力20MW超にも達すると予想されており、これを支える浮体構造物もますます大型化する。このため、浮体構造物の弾性固有周期が数秒のレンジとなり、波の周期の1/2や1/3の周期における波荷重と同調するSpringingやRingingが発生する可能性がある。そこで本研究では、セミサブ型浮体を対象として、弾性相似モデルによる水槽実験をおこない、浮体の弾性応答を系統的に取得するとともに、現在の設計解析コードの適用性を明らかにする。さらに、波の非線形性の影響について理論的に検討するとともに、今後、非線形性を考慮した設計解析コードを開発する上での端緒を得る。