研究課題
基盤研究(B)
本研究は、ピエゾ素子の圧電効果で発生する超音波を火炎に照射してその反力で消火する「エコー消火」に、消火装置をほうきではくように周期的に移動させるという首振り「スクーパ運動」を組み合わせて、最適な経路や移動速度で消炎領域を徐々に拡大していく、新世代の「音響学的消火戦略」を提案する。これにより、密度勾配と圧力勾配の積極的な干渉で消炎領域を拡大する「水を使わない消火方法」を確立し、同時多点で発生する大規模火災リスクを低減したい。