研究課題
基盤研究(B)
効果的な性感染症対策を構築するためには、それを媒介させる性接触のネットワーク構造を理解することが不可欠になる。本研究では日本と海外を繋ぐ性接触ネットワークを調査し、その構造特性を解明する。具体的には、世界中の都市で活動するセックスワーカーに関するレビューサイトに投稿されたレビュー(顧客がセックスワーカーから受けたサービスについてサイト上に書き残したもの)を網羅的に収集し、「誰と誰が性接触したか」の性接触ネットワークを抽出・分析する。ここから、性接触によって日本と世界がどれくらい繋がっているのかを明らかにし、数理モデルと組み合わせることで性感染症の効果的な拡散防止策を構築する。