研究課題
基盤研究(B)
これまでに、残光蛍光体として商用化されているSrAl2O4:Eu2+は緑色の発光体として夜間や緊急時の照明、視野誘導などに広く用いられている。一方、白色LEDの研究においては、高効率及び高演色性の蛍光材料の研究・開発が盛んに行われているが、長残光透光性セラミックスを用いた「黄色長残光+白色LED」の2つの機能を兼ね備えた材料開発の報告例はない。本研究で提案した長残光機能を持つ白色LEDの開発によって、通常時は「完全無機化全固体白色LED」照明設備として使用でき、非常事態時には上部の黄色長残光透光性セラミックスが長時間にわたって黄色警告光を点灯し、被災者を救済することが期待される。