積層構造を利用した革新的な超微細粒形成法の確立

• 研究課題/領域番号: 25K01525
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分26040:構造材料および機能材料関連
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 古賀 紀光 金沢大学, 機械工学系, 准教授 (30735923)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2028年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2027年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
• キーワード: 積層材 / 超微細粒 / 熱膨張 / 二相鋼 / 冷却中その場観察

研究開始時の研究の概要

異種金属を積層後に熱間圧延により結合させた積層材において、焼鈍後の冷却中に結晶粒径が超微細化する特異な現象が生じることが明らかとなった。従来、超微細粒形成には試料に強加工を施す必要があったが、積層材では簡便に(冷却のみで)超微細粒が得られることを意味する。本研究では、この特異な超微細粒の形成条件を明確にするとともに、その形成メカニズムを解明することで、革新的な超微細粒形成法の確立を行う。次いで、本手法の実用材料への応用として、二相鋼を用いて冷却による超微細粒形成の可否を検討する。