研究課題
基盤研究(B)
セラミックス部材の3D積層造形法は,セラミックスの用途・市場拡大に極めて重要な技術である.造形法確立のためには,造形品の強度・信頼性を決定するプロセス中の欠陥形成機構の解明が最重要課題である.本研究では,「強度を支配するメゾスケールでの欠陥構造およびそのマクロな不均質性の形成挙動」を,「粒子のミクロスケールでの粒子配置・気孔構造変化」から整理・モデル化することを目指す.具体的には,BJ法により作製した積層造形体の焼結挙動を放射光X線CTを駆使し,粒子スケールの3D構造の時間変化を観察する.これにより,3D積層造形体の焼結機構を解明し,高信頼性次世代3D積層造形セラミックスの開発基盤を構築する.