研究課題
基盤研究(B)
2050年に世界人口は97億人に達すると予測され、持続的な食料生産の実現は全球規模での社会課題である。食料生産に必要なアンモニアはこれまでハーバー・ボッシュ法で生産されてきたが、ハーバー・ボッシュ法は高温・高圧条件が必要であり、膨大なエネルギーが投入され、世界二酸化炭素排出量の1.5%を排出してきた。そのため、再生可能エネルギーを用いた「グリーンアンモニア」の合成技術が求められている。本研究は窒素固定細菌を光触媒系に導入することにより、太陽光エネルギーを用いて窒素からグリーンアンモニアを合成する非生物・生物ハイブリッド光触媒システムを開発する。