プロテインコロナに誘起されたナノ粒子凝集の評価基盤の構築

• 研究課題/領域番号: 25K01587
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 太田 誠一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40723284)
• 研究分担者: 宮田 完二郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50436523)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2027年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2026年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2025年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
• キーワード: プロテインコロナ / ナノ粒子 / 凝集・分散 / Field Flow Fractionation

研究開始時の研究の概要

ナノ粒子が血液中に入ると、血清タンパク質が粒子表面を速やかに被覆して「プロテインコロナ」を形成する。このプロテインコロナが粒子の凝集などの不安定化を引き起こすことが経験的に知られているが、夾雑物存在下での凝集評価の困難さから、その影響は十分に明らかになっていない。本研究では、遠心Field Flow Fractionation (FFF)を用いて、この評価を可能とする。材料特性が大きく異なる金ナノ粒子とmRNAナノ粒子という２種類の粒子を使用し、プロテインコロナがナノ粒子の凝集や不安定化をどのように引き起こし、生体との相互作用に影響するかを、上記の手法を軸に明らかにする。